Queueはスレッド間のFIFO(first in first out)の通信路です。ス レッドが空のqueueを読み出そうとすると停止します。queueになんら かの情報が書き込まれると実行は再開されます。
最大サイズが指定できる Queue のサブクラスです。
require 'thread'
q = Queue.new
th1 = Thread.start do
while resource = q.pop
puts resource
end
end
[:resource1, :resource2, :resource3, nil].each{|r|
q.push(r)
}
th1.join
実行すると以下のように出力します。
$ ruby que.rb resource1 resource2 resource3
Queue.new新しいqueueオブジェクトを生成します。
clearqueue を空にします。返り値は不定です。
empty?queueが空の時、真を返します。
lengthsizequeueの長さを返します。
num_waitingqueue を待っているスレッドの数を返します。
pop(non_block = false)shift(non_block = false)deq(non_block = false)queueからひとつ値を取り出します。queueが空の時、呼出元のスレッ ドは停止します。non_block に true を与えると、 queueが空の時に例外 ThreadError が発生します。
push(value)self << valueenq(value)queue の値を追加します。待っているスレッドがいれば実行を再開 させます。返り値は不定です。