(PHP 7, PHP 8)
preg_replace_callback_array — 正規表現検索を行い、コールバック関数を使用して置換を行う
$pattern,$subject,$limit = -1,&$count = null,$flags = 0この関数の動作は、preg_replace_callback() に似ていますが、 コールバック関数が、パターン単位ペースで実行されるところが異なります。
patternパターンをキーとし、callable を値とする連想配列です。
subject文字列あるいは文字列の配列で、 検索および置換の対象となる文字列を指定します。
limit
subject 文字列における
各パターンの最大置換回数。デフォルトは
-1 (無制限) です。
count指定した場合は、置換を行った回数がここに格納されます。
flags
flags には、
PREG_OFFSET_CAPTURE と
PREG_UNMATCHED_AS_NULL の組み合わせが指定できます。
これは matches 配列のフォーマットに影響します。
詳細は preg_match() 関数の説明を参照ください。
preg_replace_callback_array() は、
subject が配列の場合には配列を、
それ以外の場合は文字列を返します。
エラー時の戻り値は null となります。
マッチするものが見つかった場合は新しい subject
を返し、それ以外の場合はもとの subject
をそのまま返します。
渡された正規表現のパターンがコンパイルできない場合、E_WARNING が発生します。
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 7.4.0 |
パラメータ flags が追加されました。
|
例1 preg_replace_callback_array() の例
<?php
$subject = 'Aaaaaa Bbb';
preg_replace_callback_array(
[
'~[a]+~i' => function ($match) {
echo strlen($match[0]), ' matches for "a" found', PHP_EOL;
},
'~[b]+~i' => function ($match) {
echo strlen($match[0]), ' matches for "b" found', PHP_EOL;
}
],
$subject
);
?>上の例の出力は以下となります。
6 matches for "a" found 3 matches for "b" found